top of page

TOP > 政策と実績 > 地域医療に貢献する医師のキャリアデザインに一貫性を

seisaku_ttl.png

地域医療に貢献する医師のキャリアデザインに一貫性を

概 要

「医師養成の過程から医師偏在是正を求める議員連盟」が2017年11月に設立、事務局長に就任。本議連の活動の結果、2020年度から臨床研修での外科、産婦人科、小児科、精神科の再必修科目化が実現。また、医学部高学年で行える臨床実習の内容について25年ぶりの見直しが決まり、医学部生の臨床実習をより公的に位置づけていく方向性を医師法・医療法改正附則に盛り込むことに成功。2021年には医療法改正、ステューデントドクターを法制化し、医学生のできる医行為を明確化するとともに、共用試験合格を医師国家試験の受験資格要件とすることを実現。卒前の臨床実習と卒後の初期研修のシームレス化(いわゆる2+2)は現在、医道審議会医師分科会で審議され、実現に向かっています。

Twitter_icon.png
chiikiiryo.jpg

良質な地域医療提供体制の確保と医師偏在解消にあたって、医師のキャリアデザインに一貫性を持たせた上で、医学部教育と臨床実習のシームレス化を進め、良質な地域医療の確保と医師偏在解消のため、「医師養成の過程から医師偏在是正を求める議員連盟」が2017年11月に設立されました(会長:田村憲久衆議院議員、事務局長:自見はなこ)。

議連の名称を「課程」(curriculum)ではなく「過程」(process)としたのは、地域医療を支える医師の養成は多くの関係者によって成り立っているため、ひとつひとつの意見を丁寧に聞いて方針を決めるというプロセスを大切にしなければならないという想いからです。当議連は、当初より以下の4つの目標に向けて活動しています。

1.卒前教育の臨床実習において、医学生が行える臨床上の手技の範囲を検討、診療参加型実習を強化

2.国家試験の抜本的な見直しを含め医学部教育と臨床研修をシームレスにつなぐ医師養成となるように充実

3.卒後教育の臨床研修において、地域医療に重要な外科、小児科、産婦人科、精神科等の必修化を検討するとともに、地域医療研修の充実

4.卒後2年目(現在の医師4年目に相当する前提・医療安全担保の前提)で、地域医療枠を大幅に拡大し、従事

本議連の活動の結果、上記3については、2020年度から臨床研修での外科、産婦人科、小児科、精神科の再必修科目化が実現しました。また、上記1については、医学部高学年で行える臨床実習の内容について25年ぶりの見直しが決まり、医学部生の臨床実習をより公的に位置づけていく方向性を医師法・医療法改正附則に盛り込むことができました2021年の医療法改正においては、医師養成課程の見直しとして、共用試験を医師国家試験の受験資格の要件として医師法上位置づけ、共用試験に合格していることを臨床実習において医業を行う要件としました。また、併せて、医学生が臨床実習において行う医業の法的位置づけの明確化も行いました。

 

卒前の臨床実習と卒後の初期研修のシームレス化(いわゆる2+2)は現在、医道審議会医師分科会で審議され、実現に向かっています。

関連資料

  •  医師養成の過程から医師偏在是正を求める議員連盟.pdf
「医師養成の過程から医師偏在是正を求める議員連盟」 決議文  | 平成 29 年 11 月 14 日(PDF) 
「地域医療の安定のための医師養成制度改革」に関する要望 | 令和元年 12 月 2 日(PDF)
bottom of page